YohBlogは世界を変えることなんてできない話

カンボジア🇰🇭での出来事を綴っています。

屋根が完成した日

カンボジア・ターポン小学校建設:51日目

 

カンボジアの道路は基本的には右側通行だ。

日本とは逆って事になる。

 

“基本的に”っていうのは、

場合によっては逆走してくる場面に出くわすからだ😱

 

バイク🛵も車🚗もバス🚌もトラックも🚚、

目的地がすぐそこだったりすると、

平気で逆走してくる💦

 

まぁある程度のマナーとでも言うかのように、

路肩に寄りながらの逆走💦

 

これが愛すべきこの国の

日常でもある😁🇰🇭

 

 

 

 

2016/2/22

 

いつものように、

朝07:45に建設参加者が集まってくる。

 

参加人数の確認と参加費の徴収が完了したら、

ターポン小学校に向けて出発だ!

 

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(↑なんだかあいのりみたい。)

 

 

 

学校に到着。

 

 

今日の作業の確認をして、

準備体操を済ませて、

残りの壁のペンキ塗りをみんなで行う。

 

 

その他に、

子供たちの椅子や机の補修を行うメンバーも。

 

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(↑こいうメンバーの力も大きい。)

 

今日、

屋根が完成した!

屋根瓦を乗せ始めてから

あっという間だった!!

 

屋根業者さんとはこれでお別れだ。

ありがとう!

 

 

 

 

さらにさらに、

 

今日がついに大工さん達の最終日だッた。

午後の作業を早めに切り上げて、

大工さんたちと建設メンバーと学校の先生たちと

みんなで感謝とねぎらいの為のチョルモイをした。

 

自分もまさかの大号泣だ。

 

 

思い返せば、

自分たち日本人が建設に加わる前から

現地の大工さんたちは泊まり込みで仕事を始めてくれていた。

そんなことも知らずに参加した自分も

その事実を知った時は衝撃的だった。

 

しかも、

泊まり込んでいる理由も想像もしていなかった。

 

「資材を守る為」

 

その為に泊まり込みって。

そこまでしないと資材を守れないのかって。

当時の浅はかな自分はそんなことすら理解できず、

そんなことすら想像もできなかった。

 

でもそれが現実。

 

日本でも建設現場を防犯用のシートで覆うのと同じ様に、

カンボジアでは大工さんたちが寝泊まりをしながら

その役割を担っている。

 

その事実だけで頭が下がる。

 

 

初めの方、

建設が始まって間もない頃、

自分はどうやって大工さんたちとコミュニケーションを取ればいいのか

全く分からなかった頃、

とりあえずホノカの真似をすることにした。

 

同じ長期メンバーのホノカは

自分なんかよりもずっと国際協力に真剣に向き合っていて、

言葉が話せなくてもガンガン現地の大工さんたちに絡んでいっていた。

 

かもたまに見かけたのは、

自分でクメール語カンボジアの言語)を勉強したカンペみたいなものとか、

クメール語の指さし会話帳の様なものを駆使して、

物おじせずに話しかけている場面だ。

 

多分、

自分が伝えたいこととか話したいこと、聞きたことなんかを

毎日クメール語に置き換えて彼らと会話をする為に勉強していたんだと思う。

 

その姿に素直に刺激を受けた。

 

 

,,,,,,,,,いや、受けまくった(笑)

 

 

初めの頃、

自分自身はボランティア初心者だ、

みたいな感覚がどこかにあって、

とりあえず様子を見ようとか、

とりあえず初めだからとか言い訳をして、

周りのメンバー任せだったり、

自分から積極的に動かなかったり、

変に周りに遠慮したり、

無意識にでも他人事として眺めていた時間があった気がする。

 

現地カンボジアに来てまでそんな感覚なんだから、

笑ってしまう。

 

ただまぁ、

 

それを見事にぶち壊してくれたのがホノカの行動力だった。

 

勝手に感謝している。

ありがとう(笑)

 

 

そこからはジェットコースター並みの急展開だ。

 

遠慮っていう足枷が外れたおかげで、

自分は肩の力が抜けた。

しかも大分早い段階で。

 

そのお陰で大工さんたちとはもちろん、

ターポン小学校の教員の方々や売店のママたち、

そして何よりも学校の子供たちとの距離が一気に縮まった。

 

そのことは何も

カンボジア人との関係だけじゃなかった。

 

建設に参加してくれていた

全ての建設メンバーとの距離感にも

いい影響があった。

 

自分はDreamLinkの応援を始めてから

まだ浅い方だったので、

建設参加者の多くが現地での初めましての出会いばかりだった。

 

さらに、

建設に参加していた多くが自分より年下の若い世代ばかり。

当時31歳の自分にとって16歳の建設参加者にはさすがに驚かされた(笑)

 

で、

 

そこで自分がどうしようかと考えた結果、

参加者に自分から必ず話しかけに行くことと、

参加者が一人ぼっちになることがないように後ろからサポートすると、

 

決めた。

 

その事とDreamLinkに集まってくるさまざまな個性のメンバーのお陰で、

建設中もいい雰囲気が出来上がったり、

自分自身の安心できる居場所が出来上がったりした。

 

 

その中でも最も忘れちゃいけないのが、

そんな自分を受け入れてくれたDreamLinkメンバーの懐の深さだ。

 

本当に感謝してる!

大げさかもしれないけど(笑)

 

 

でもだからこそ、

 

現地の方々との関係や建設メンバーとの関係が

自分にとってこの建設期間で得られた最も大切なものだ。

 

ありがとうじゃ伝えきれないものをもらった。

 

 

,,,,,,,,,

 

 

,,,,,,,,,

 

 

 

そんな抜群のチームワークを築けた大工さんたちが明日クラチェを離れてしまう。

 

むちゃくちゃ寂しい

 

今でも強烈に覚えているのは、

 

この日大工のチェッコイに感謝を込めて石のネックレスを渡してハグをした時に、

こらえきれずボロボロ涙を流してしまったこと。

 

その後なかなか涙が止まらなかった。

 

涙なんてずいぶん忘れてたけど、

俺こんなに泣けるやん!

と、

突っ込みたくなるほどその後も泣いていた。

 

 

涙を流しながら、

唯只管「ありがとう」だけを心の中でつぶやいた。

 

 

ありがとうじゃ足りねぇよと思いながら、

ずっと、ずぅーっと繰り返していた。

 

 

(呪いみたいだな。)

 

 

 

会社を辞めて、

カンボジアに来て、

そんな仲間が沢山できた。

 

 

 

 

👇チョルモイの写真をいくつかどうぞ👇

 

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(↑アシェンと体操おじさん。)

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(↑体操おじさんとアチョムとコイチャン。)

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(↑体操おじさんとアチェン。)

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(↑ムンチャイと体操おじさん。)

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(↑アベベと体操おじさん。)

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(↑アチェンとホノカ。)

 

 

 

 

 

 

 

さぁーて、

涙はもういいや!

 

 

 

気持ちを切り替えて、

残る作業は大工さんたちがいなくてもできる部分だけ!!

 

 

 

 

学校が完成する瞬間まで

後は残った自分たちが責任もってやり遂げる☆

 

 

 

 

 

クラチェのアパートに戻ってバタンキューzzz。

 

 

 

 

 

 

 

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